日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長(61)が25日、全日本ジュニア強化合宿(愛知・豊田市)の公開練習に参加予定だった島田高志郎(15=木下グループ)が左内転筋を断裂していると明かした。

 島田は現在カナダ・トロントにおり、現地時間25日の診断結果を待って、今後のスケジュールが検討される。小林強化部長は「合宿初日(23日)の講習だけ参加し、カナダに向かいました。6カ月前から痛みが出ていたようです」と公開練習不参加となった経緯を説明した。

 今季は羽生結弦(ANA)ら4人が日本スケート連盟の特別強化選手となっており、島田はその下に位置する強化選手A(7人)に名を連ねている。昨年は全日本ジュニア選手権で2位に入った。今春からはスイスを拠点とし、06年トリノ五輪銀メダリストのステファン・ランビエル氏(32)の指導を受けている。同氏からトロントの理学療法士を紹介され、当面は治療やリハビリを行うことになりそうだ。