東京都水泳協会主催のイベント「水泳の日」が13日、東京辰巳国際水泳場で開催された。

 同協会理事でもある北島康介氏(34)が企画、運営を担当したもので、競泳、シンクロナイズドスイミング、水球、日本泳法の体験会などに、小学生ら約650人が参加した。

 競泳のクリニックには、北島氏以外にも、寺川綾さん、上田春佳さん、末永雄太氏、金田和也氏、伊藤華英さん、中村礼子さん、柴田隆一氏ら元五輪選手が集結。北島氏は「オリンピアンの力を借りて、無事終えることができた」と、現役時代の仲間でもある元五輪選手たちに感謝した。寺川さんも「子供たちの頑張る姿を見られてうれしい」と、逆にパワーをもらった様子だった。

 日本水泳連盟も15年から「水泳の日」と題したイベントを年1回開催する。同協会としては、今年が第1回となったが、来年以降も独自の「水泳の日」のイベントを継続する方針。同協会の上野広治会長は「強化と普及は両輪。国民皆泳に向けて、北島理事の存在は大きい」と、今後の期待を込めていた。