体操の世界選手権(10月2日開幕、カナダ・モントリオール)に出場する女子日本代表が15日、都内で強化合宿を公開した。

 リオデジャネイロ五輪代表の杉原愛子(17=朝日生命)は、昨年12月の豊田国際の平均台で成功させたE難度の「足持ち2回ターン」を予選から取り組む意向を示した。「今日もきれいに決まった。世界選手権ではもっと安定感を出して、メダルに1歩でも近づきたい」と意気込んだ。

 同技は日本体操協会を通して、1度、国際体操連盟に「新技」として申請したが、五輪や世界選手権で成功させる必要があるとして自身の名前が入る「スギハラ」とは命名されなかった。今大会で決めれば、命名される可能性があるが「そこは、あまり考えすぎずに演技に集中したい」と強調した。

 今年の全日本選手権とNHK杯を制した村上茉愛(まい、21=日体大)は得意の床運動を中心に練習した。「0・1ポイントを大切にして、種目別の床ではメダルを取りたい」と抱負を語った。

 大会は個人総合と種目別で争われ、団体戦は行われない。