来年の平昌(ピョンチャン)五輪で金メダル獲得が期待されるスピードスケート女子短距離のエース小平奈緒(31=相沢病院)が2日、長野市のエムウエーブで氷上練習を公開した。9月に北海道・帯広で行われた記録会では、500メートルで37秒23の好記録を出し、男子選手と同走するメニューでスピードを強化してきたことで、100メートルでも自己ベストの10・31秒をマーク。「男子の俊敏な動きに対応出来ている感覚がある。工夫しながら1歩先の練習が出来ている」と順調な調整を報告した。

 20日から同リンクで行われる全日本距離別選手権が、五輪シーズンの開幕戦となる。3度目の五輪に向け「ライバルは自分自身。リズムを崩さず、マイペースにやっていきたい」と静かに闘志を燃やした。