昨年度リーグ2位の同大が47-14で摂南大を破り、2勝2敗の五分に戻した。7トライ中6本をBKで奪った。リーグ屈指のタレントの豊富さを生かした試合運び。

 本来CTBだが、2戦目からSOにコンバートされた永富晨太郎(3年=東福岡)は「最初にボールをもらえるのでゲームを作れる。試合を重ねるごとに、裏のスペースが取れるようにもなってきました」と司令塔として、手応えを感じている。

 初戦で関学大に14-21、22日の3戦目にも関大に5-14。序盤3試合で1勝2敗と出遅れた。立て直しに向け、4年生を中心に話し合いを重ねた。萩井好次監督は「摂南さんがアグレッシブに来るのはわかっていたので、DFでしっかり体を張っていこうと。少し受ける部分はあったが、相手のアタックが良かったし、よく粘れたのでは」という。残り3試合は京産大、近大、天理大。大学選手権出場へ、もう落とせない。「同志社に求められる盤石の戦いはまだできていませんが、残り試合で我々が波乱を起こしていけば、リーグが盛り上がる」と巻き返しに意欲を見せた。