アメリカンフットボールのトップリーグ、社会人の「Xリーグ」は明日11日からトーナメントに突入する。リーグ戦を6戦全勝の総合1位で突破し、2季ぶりに日本一奪還を目指すパナソニックを筆頭に、同2位の前年度王者・富士通、昨年の9位から3位に上がったノジマ相模原ら強豪が出そろった。決勝は12月18日の「ジャパンXボウル(JXB)」(東京ドーム)。優勝チームは来年1月3日の「ライスボウル(RB)」(同)で、学生王者と日本一を争う。

 オービックが名門復活に向け、もがいている。満を持して臨んだ開幕戦、IBMに34-38で逆転負けすると、リーグ終盤は最後に勝ちきれない試合が続いた。パナソニックに13-16、富士通に10-13で負け、Xリーグの秋リーグ戦では初の3敗(3勝)を喫した。それでも、古庄HCは「悔しいけど俺は諦めてへん」と選手を鼓舞した。「根っこは強くなってきている。今の自分たちが接戦をどうしたら勝ちに持っていけるかフォーカスする」という同HC。奮闘中のランユニット、ディフェンスラインを柱に攻守で復活を期す。