日本スポーツ学会は28日、都内で今年の日本スポーツ学会大賞を受賞したバスケットボールの栃木ブレックスに所属する田臥勇太(37)を表彰した。

 04年にNBAのサンズと契約し、日本人初のNBAプレーヤーとなり、16ー17シーズンには主将として栃木をBリーグ初代王者に導くなど、長年にわたるトップ選手としての功績が高く評価された。同賞は長年にわたりスポーツ界に多大な貢献をしたスポーツ人に贈られる。表彰後の記念講演で田臥は「過去にすごい人たちが受賞しているので、光栄だと思いました。20年東京五輪も、現役ですから出たいですね」と話した。

 また、同学会はこの日から来年の平昌五輪・パラリンピックへ向けて『五輪・パラリンピック休戦』の署名活動をスタート。田臥とレスリングの世界王者・文田健一郎やパラリンピック陸上女子400メートル銅メダリストの辻沙絵らが協力を呼び掛けた。