土浦日大(茨城)が72-42で中津北(大分)に完勝した。

 

 土浦日大はスモールフォワードの児玉志織(2年)が中心となり、各クオーターで着実に得点を重ねた。中津北のプレスディフェンスに手を焼き、パス回しが乱れる場面もあったが、危なげない勝利を飾った。

 

 児玉は「シュートでリズムが作れた」とする一方、「ディフェンスでは抜かれてシュートを打たれたので改善したい」と反省した。アベック出場の男子と冬に合同練習もこなしてきた。「基礎トレーニングのほか1対1もやり、自信になった」と児玉は成長を実感している。

 

 30点差をつけての完勝にも、齋藤順子コーチ(31)は「もうちょっとスピードを出していきたかった。プレスに対してちょっと弱気になり、パスカットされた」と反省した。

 

 目標は高校総体1回戦で67-86で敗れた安城学園(愛知)へのリベンジ。この日の勝利で2回戦での対戦が決まり、齋藤コーチは「チームの要の4番(山下涼香、3年)7番(児玉)がきちんと点が取れるようにしたい」とやる気を見せた。「ディフェンスから速攻に持っていければ」と、良い波に乗るべく、気合を入れ直していた。