初優勝に挑む神巧也(24=シチズン時計)が、準々決勝で15年の決勝で敗れた水谷隼(28=木下グループ)に0-4で敗れた。

 「水谷さんは1ゲーム目の最初から雰囲気が違うなと思った。いつも様子を見てくれるのですが…。1、2ゲーム目が勝負だと思っていたので厳しかった」。試合開始から攻撃的バックハンドレシーブのチキータを繰り出し、サーブの入りも変えるなどした王者に対応できず。5-11、7-11、3-11、8-11と前回に続くストレート負け。昨年の世界選手権で張本智和(14=エリートアカデミー)が水谷に勝った映像を何度も見て研究したが「ズコズコ攻められてしまいました。完敗です。ユニホームだけは目立ちましたけれど」と悔いた。

 今大会はチームユニホームのデザインを担い「とにかく派手で斬新に」をテーマにしたレインボー柄でも存在感を示した。「短パンに柄があるのは、ほとんどない。サッカーや他の競技のカラフルさに負けたくない」。自社製品の時計「Q&Qスマイルソーラー」を左手首に付けてプレーするなど、ファッションリーダーとしても盛り上げた。