フェンシング男子エペW杯で優勝した見延和靖(30=ネクサス)が29日、羽田空港に帰国した。26日にドイツ・ハイデンハイムで行われたW杯で、見延は15年以来2度目のW杯優勝を果たした。「予選も免除されて、運と準備がかみ合った優勝」と重いトロフィーを抱えながらさわやかに笑った。

 見延は2008年北京五輪男子フルーレ個人銀メダルの太田雄貴さん(32)のメソッドで東京五輪を目指す。「太田さんは北京五輪前のアジア大会で金メダルを取った。僕が東京五輪で金を取るためには、今年のアジア大会が越えなければならない壁の1つ。必ず金メダルを取って、太田さんに続く」と熱く宣言した。