日本カヌー連盟は3日、都内で常務理事会を開き、スラローム競技東京五輪会場でのテストイベントを2019年10月中旬から下旬にかけて行う方向で検討に入ったことが明らかとなった。

 かねて7月開催案と10月案で協議されてきたが、3月25、26日に、日本連盟が推薦した10月案で国際連盟の承認を得た。同会場は19年5月に完成する予定。

 日本連盟のスラローム競技運営委員長も務める徳永覚常務理事によると、19年10月中旬に日本連盟主催の別の国際大会を開き、約160人の選手を五輪出場人数と同じ82人に絞る。その翌週に、82人でテストイベントを五輪と同じ方式で計時や運営を行うという。「東京五輪出場可能性の高い選手を集めて、門戸を広げて練習の機会になれば」と話した。

 海の森水上競技場で行われるスプリント競技のテストイベントに関しては未定。