東地区6位のレバンガ北海道は、86-89で同首位の千葉ジェッツに競り負け、2季ぶりの5連敗を喫した。折茂武彦(47)が試合開始から約3分30秒で3本の3点シュートと2つのスチールを決めるなど、序盤から奮闘。前半を3点リードで折り返したが、後半に逆転された。今季初スタメンの折茂は「出だしにチームに流れを持ってこれたのは良かったが、勝負どころで決めきれなかった」と悔しがった。

 試合終了3秒前。ディジョン・トンプソン(35)の入れば同点の3点シュートは、リングに嫌われ、コートに落ちた。昨季から続く対千葉の連敗は13まで伸び、今季5点差以内の敗戦は、この日で14試合となった。折茂のBリーグ通算1000得点、野口大介(34)の国内リーグ戦通算500試合出場を飾れず、今季リーグ負け越しが決定。折茂は「記録は引退するまでしっかり積み上げたい。明日(29日)は気持ちを切り替えて臨む」と次戦に目を向けた。

 前節を体調不良で欠場したマーク・トラソリーニ(27)が、チーム一の19点11リバウンドなど、残り1勝のB1残留決定へ光明はあった。「残り4試合、すべての試合で40分間全力で戦う姿をファンの皆さんに見せたい」とトラソリーニ。今日29日、天敵から約2年ぶりの勝利をもぎ取り、来季B1への道を開く。