2020東京大会組織委員会は2日、スイス・ローザンヌでの国際オリンピック委員会(IOC)理事会に東京からテレビ電話で参加し、五輪サッカー7会場の一括承認を受けた。

 承認されたのは、招致段階からの新国立競技場、東京スタジアム、札幌ドーム、宮城スタジアム、埼玉スタジアム2002、横浜国際総合競技場と、追加された茨城カシマスタジアム。これで20年東京大会は五輪43、パラリンピック21の全会場が正式に決定した。

 理事会では東京大会の配宿計画も承認を受けた。東京圏(1都3県)に4万1500室、地方に3500室を確保。訪日観光客の急増もあって立候補ファイルを提出した13年1月から宿泊料金は高騰しているが、各ホテルとの交渉で招致時の上限を上回らない額で提供される。また、IOCメンバーや各国際競技団体会長らが利用する「五輪ファミリーホテル」として、ホテルオークラ(港区虎ノ門)ANAインターコンチネンタルホテル(港区赤坂)東京プリンスホテル(港区芝公園)が承認された。