世界114位のダニエル太郎(25=エイブル)が日本男子4人目のツアー優勝を飾った。決勝で初対戦となった同78位のマレク・ジャジリ(34=チュニジア)に7-6、6-4で勝ち、松岡修造、錦織圭、杉田祐一に続いた。この優勝で、今日7日発表予定の最新世界ランキングで、85位の自己最高位を更新する可能性が高くなった。

 最後は、ダニエルのバックが、相手の空いたコートに弾んだ。球足の遅い赤土のコートで、我慢に我慢を重ねたダニエルが日本男子現行ツアー制度では4人目となる快挙だ。優勝の瞬間、崩れ落ちそうになる両膝を支えながら、両手でガッツポーズ。父でコーチのポール・ダニエル氏の元に駆け寄った。

 第1セットが勝負を分けた。相手のバックの逆回転をかけたスライスに、なかなか攻め手を見つけられず。加えて、ドロップショットでも引っかき回され、我慢のテニスを強いられた。4-5ではセットポイントを握られたが、最後まで冷静さを見せ、最後はタイブレークで逆転した。第2セットも接戦をつかみ取った。

 昨年、14歳の時に日本から移り住んだスペインから離れ、日本に戻った。とにかく守備一辺倒だったコーチと別れ、日本でサーブの改良と攻撃テニスを学んだ。その効果が早くも出た。