張本勲氏が日大アメリカンフットボール部の関学大選手に悪質プレーを繰り返した問題についてコメントした。

 20日のTBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演し、張本氏は「何十回と(ラフプレーの)画を見ましたけれども、ア然としましたよ。大和民族がやるようなことではないですよ。この国は裏切りとか嫌う。正義とか筋とか義理を重んじる民族じゃないですか」と持論を話すと「けしかけた方もやった方も悪い。精神の弱みにつけ込んで、やった方の親分が逃げ込んでどうするの」と話した。そして、「ケガした人、けしかけた選手も2人をフォローしてもらいたい」と語った。

 6日に都内で行われた関学大との定期戦で、自チームのDLが相手の2年生QBに対し、意図的にも見える背後からのタックルを行った。関学大QBは全治3週間のけが。さらには試合後に内田監督が「うちは力がないから、厳しくプレッシャーをかけている。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」などとプレーを容認するような発言をしていたことから、騒動が拡大。関学大から10日付の抗議書を受け取っていた。内田監督は19日に、兵庫・西宮市内で関学大の負傷した選手らに謝罪し、辞任を表明した。