10月に開幕する卓球の新リーグ、Tリーグに参戦予定の「T・T彩たま」が15日、埼玉県庁で会見し、ドイツの名門デュッセルドルフでもプレーし日本代表経験ももつ坂本竜介氏(33)が監督に就任し、ロンドン五輪(オリンピック)代表の岸川聖也(31=ファースト)がコーチ兼選手として加入することが発表された。

 既に発表されている、リオデジャネイロ五輪(オリンピック)団体銀メダルの吉村真晴(24=名古屋ダイハツ)に加えて、香港オープン男子ダブルスで優勝し世界ランキング7位の黄鎮廷(27=香港)、5月の世界選手権で張本智和(14=エリートアカデミー)に勝利した鄭栄植(26=韓国)、リオ五輪にも出場したチアゴ・アポロニア(31=ポルトガル)との選手契約が合意したことも合わせて発表された。今も2~3人の国内外の選手と交渉中。

 坂本監督は「近いうちに発表できると思う。木下グループ1強ではおもしろくないので、打倒木下、(木下グループの)水谷(隼)、張本を倒せる海外選手と直接交渉した。国際色豊かなT・T彩たまが応援してもらえて、活躍できる場所にしたい。初代チャンピオン、愛されるチーム、埼玉に卓球を根付かせることを目標に頑張っていく」と抱負を話した。将来的にはユースチームの設立も視野に入れているという。

 T・T彩たまの練習拠点となるクラブハウスは、さいたまスポーツクラブ(SSC)が所有する、さいたま市見沼区のSSCあすもに決定したことも発表された。