リオ五輪女子ダブルス金メダリスト松友美佐紀(26=日本ユニシス)と、小林優吾(23=トナミ運輸)組が、オランダペアを2-0で下し、初勝利を飾った。

 思わぬ敵は「ごみ」だった。会場スタッフが気を利かせてモップでコートを掃除すると、そのモップの糸くずがコートに残り、空中にも舞った。「それで滑って、怖かった」と松友。第2ゲームの前には、ラケットや手でコート内のごみを払ったが、うまくいかず苦笑い。滑らないよう注意を払いながら、21-16、21-17で危なげなく勝ちきった。

 結成約1年半のペア。松友は女子ダブルスで、小林は男子ダブルスで20年東京五輪のメダルを狙っており、互いに混合ダブルスをやることで、主戦場で戦うための技術を磨いている。先輩として小林を引っ張る松友は「(出来は)まあまあだった。2回戦では今日よりいいプレーができるように準備したい」と次戦へ気を引き締めた。