台風24号の影響で、距離を通常の半分に変更して行われた。一般女子は木田喜愛(23)が得意のバイク、ランで逆転した。2位に1分38秒差をつけて初優勝した。一般男子では堀田昇世(26)が制した。

木田は優勝が決まると「昨年は4位で表彰台に上れず悔しい思いをした。今年は1番になれてよかった」と喜びをあらわにした。苦手のスイムは出遅れたが、得意のバイクとランで一気に突き放した。「バイク終了時点で勝利を確信しました」という。

競技は大学(東女体大)1年から始めた。それまでは陸上競技の長距離選手として活躍。高校駅伝にも出場し関東6位に入っている万能タイプ。大学2年時には、デュアスロン(バイク&ラン)の世界選手権にも出場している。

予想外の距離短縮は、木田にとって味方した。「スイムが苦手なのでラッキーだった。逆に得意のバイクとランは一気に勝負ができた」と分析した。

市内の保育園に勤める23歳。クラブチームなどには属せず、個人で活動している。今季はこのレースがラスト。「スイムを徹底的に鍛え、来年の横浜トライアスロン年齢別で頑張りたい」と話した。