12年ロンドン五輪女子57キロ級金メダルの松本薫(31=ベネシード)が1回戦で高野綺海(東京学芸大)に一本負けを喫し、20年東京五輪出場は絶望的となった。

試合後、去就について「選択肢として『2人目の子どもがほしい』『そのまま現役続行』『現役を退いて次の道を探す』の3つがある。どこにいくかはまだ分からない。東京五輪は0%」と話した。

19年世界選手権の第1次選考大会を兼ねる今大会は「決勝進出」を最低条件とし、「決勝まで上がらなかったら今後の道を考えないと思っていた」と、第一線から退く意向を示唆した。

16年リオデジャネイロ五輪で銅メダル獲得後に結婚。昨年7月に第1子となる女児を出産した。育児をしながら「ママでも金」を夢見て、東京五輪を目指していたが絶望的となった。