世界ランク49位の日本は、同62位のカタールに85-47で勝利した。20年東京オリンピック(五輪)の予選を兼ねる19年W杯(中国)出場に向けて、1歩前進した。9月のイラン戦、カザフスタン戦で得点を量産した渡辺、八村が不在の中、馬場雄大(23=A東京)らBリーグ組を中心に戦いに臨み、白星につなげた。

第1クオーター(Q)、先発したファジーカス・ニック(33=川崎)が8得点、田中大貴(27=A東京)が6得点を決めるなど好調なスタートを切った。先発した比江島慎(27=ブリスベン・ブレッツ)が2連続でファウルを取られ、出場時間のセーブを強いられる中、20-15とリード。しかし第2Q、日本はシュート決定率に苦しんだ。シュート19本のうち3本しか決まらず、相手のリバウンドのマークも強くなったことで攻撃機会もつかめず。加えて、司令塔富樫勇樹(25=千葉)が相手選手と接触して足を負傷するなどアクシデントも重なり、31-32と逆転を許した。

第3Q、比江島の左からの3点シュートで逆転に成功すると、残り4分18秒。比江島がゴール下でディフェンスリバウンドを取り、田中へロングパス。走り込んだ馬場がアシストを受け、豪快に右手でダンクシュート。流れを一気に引き寄せた。そこから一気に点差を引き離し、第4Qでは最大38点差をつけて勝利した。