レバンガ北海道は中地区3位の富山グラウジーズに94-91で競り勝ち、連敗を8で止めた。ホームでは10月7日開幕2戦目大阪エヴェッサ戦以来の白星。5日就任の内海知秀新監督(60)にとっても初勝利となった。

第2クオーター(Q)終了までの前半は富山の日本代表ポイントガード宇都直輝(27)が13得点を挙げるなど、シュート成功率63パーセントを記録した相手攻撃に苦しめられた。北海道も折茂武彦選手兼社長(48)、この日通算500試合出場を決めた野口大介(35)の3点シュートなどで食い下がる。

7点差で折り返した後半から北海道が徐々に点差を縮め、第4Q中盤に逆転。終盤にはデイビッド・ドブラス(37)と松島良豪(26)が退場。残り1分を切ってからも富山の攻めに追い上げられたが、逃げ切り薄氷で勝利をつかんだ。

就任2戦目でBリーグ初勝利をつかんだ内海監督は「みなさんになかなか勝利を送ることができなかったんですが、指揮を執って2試合目で、今日皆さんに勝利を与えることができたことはうれしく思います」と喜んだ。

通算成績は5勝16敗、依然として東地区最下位と苦しい状況。この日3点シュート4本全てを決めるなど14得点の折茂は「必死にディフェンスをやって速い展開で点数を取りに行く。従来のレバンガのスタイルでこれからも全力で戦っていきたい」と残りシーズンでの巻き返しを誓った。

次戦は12日に東地区2位で、16年のBリーグ発足以来16連敗中の千葉ジェッツ戦(千葉ポートアリーナ)に臨む。