世界5位の大坂なおみ(21=日清食品)が、準決勝で敗れた。同27位のレシア・ツレンコ(ウクライナ)に2-6、4-6のストレートで敗退。

ツアー通算5度目の決勝進出と、日本人最高位の世界3位はお預けとなった。「何か最悪な感じだった。あまりにもうまくいかなくて、少しすねちゃった」。

ツレンコとは、18年9月の全米準々決勝で対戦した。ツレンコが、前の試合で熱中症のような症状となり、体調不良だったため、大坂が2ゲームしか落とさない圧勝。日本女子が全米初の4強に進出した記念すべき対戦だった。

しかし、この日は、ツレンコのカウンターにうまくはめられた。また、第1サーブが、大事なところで入らないことに、大坂はいらいらが募り、少しずつ集中力を欠いていった。第1セットを落としたところで、早々とあきらめムード。「去年は、似たような試合をいっぱいした。今年こそは、それを減らしたい」。少し残念な結果となった。