秋田勢がアベック優勝を達成した。女子決勝は湯沢翔北(秋田1位)が郡山商(福島1位)を79-55で下して初優勝。男子は能代工(秋田1位)が明成(宮城1位)を81-51で下し、10年ぶり16度目の優勝を果たした。

能代工が復活に向け新たな1歩を踏み出した。明成が1年生主体とはいえ、激しい守備からスピード感あふれる攻撃、トリッキーなパスも織り交ぜての快勝。小野秀二コーチ(60)は「人もボールも動くバスケができた。シュートの確率もよかったですし頑張りましたね」と選手をたたえた。

3年ぶり出場となった昨年12月のウインターカップでは16強進出。そして新人戦10年ぶりの優勝で復活ムードも高まる。地元はもちろん、遠征先でも復活を願う声を聞く。須藤陸主将(2年)は「頑張らなきゃと思う。高くて強い留学生のいる相手にはもっと運動量を増やしてハードに走らないと勝てない。日本一を目指してやりたい」と目標を高く置く。

黄金時代を知る就任2年目の小野コーチは「着実に成長している。1年生もアピールしてくれたので楽しみです」と新チームに大きな期待を寄せていた。