16年リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(24=ブリヂストン)が、体調不良で同種目の決勝を棄権した。

予選は4分23秒66と自己ベストより17秒以上も遅かった。全体の7位で決勝に進出したが、レース前に寒けを訴えたために回避して、休養をとった。平井コーチは「少し手が震えるような感じということだった。明日の出場は、考えにくい。(大会後のスペイン)高地トレーニングも白紙で考えています」。練習できる体調でなければ、効果は望めない。

「練習と試合で泳ぎが全然違うことがある。それが体調なのか、メンタルなのか。心配しています」と平井コーチ。高地合宿回避ならば、4月の日本選手権に向けた調整に狂いが生じることになる。