日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)が30日、都内で講演した。

リオデジャネイロ・オリンピック代表の宮川紗江(19)へのパワーハラスメントはなかったと第三者委員会の報告で結論づけられた昨年12月10日以降、初めて公の場に姿を見せた。「世間から悪者扱い。シロという判定が出るまでは3カ月間大変な生活をしていた」と夏以降に騒動となった件を回顧。まとめでは「真摯(しんし)に反省しまして」と述べ、現在は息子の直也さんが総監督となった朝日生命体操クラブで、若年層8選手を担当していると明かした。強化本部長は3月末で任期満了で退任する。