男子200メートル平泳ぎで、世界記録2分6秒67を持つ渡辺一平(22=トヨタ自動車)が2分07秒02で初優勝を飾った。同種目5連覇を狙ったライバル小関也朱篤(27=ミキハウス)との対決を制して、初めての日本王者に輝いた。

絶好調を宣言していた。大会前の米高地合宿ではフルメニューを消化。17年1月に世界記録を出したが、体調不良などがあって、なかなか自己記録を更新できず。最近はペットボトルの水をプールサイドに置いて、こまめに水分補給をするなど、体調管理にも留意。大会前には「これで世界記録が出なかったら、いつでるんだという感じ。過去の自分を超えるためにやってきた」と意気込んでいた。

100メートル平泳ぎでは2日連続で自己ベストを更新。スピードアップにも自信を漂わせていた。世界記録を樹立したのは、同じ東京辰巳国際水泳場の4レーン。スタート台に自身のワールドレコードプレートが刻まれた場所から発進して栄冠をつかんだ。