スポーツクライミングの世界選手権(8月10日開幕、東京都八王子市)代表選考会となる「複合ジャパンカップ」が25日、愛媛県西条市で開幕する。

昨季W杯ボルダリング年間女王で3月に左肩を負傷した野中生萌(22=XFLAG)は24日、記者会見に出席し、完全復活を誓った。復帰2戦目となる今大会について「確実に調子は上がってきている。(復帰)2戦目と思わせないパフォーマンスをしたい」と意気込みを示した。海好きで、会場が海から近いためテンションも上がっている様子だった。

女子で2連覇を狙う野口啓代(29)は「調子は上がってきている。世界選手権に向けて苦手なスピードもタイムを縮めていきたい」。男子で昨年の第1回大会を制した楢崎智亜(22=ともにTEAM au)は「1つ1つの種目で自分のパフォーマンスに集中すれば、良い結果が残ると思う」と連覇への自信をのぞかせた。

スポーツクライミングは東京五輪で初採用された。スピード、ボルダリング、リードの3種目の複合で競い、今年の世界選手権で7位以内に入った日本最上位者は20年東京五輪代表に内定する。