世界7位の錦織圭(29=日清食品)がツアー本戦通算400勝を達成だ。過去4戦全勝で、同71位のジョンソン(米国)に、6-4、6-3、6-2で勝ち、2年連続4度目の16強入りを果たした。

相手のジョンソンとは、過去の対戦で1セットしか落としていない。しかし、ジョンソンはツアー通算4大会優勝の内、2大会が芝だ。2回戦後、錦織は「芝だとさらに強さがある。ちょっと嫌な相手」と警戒していた。しかし、その不安を吹き飛ばす勝利だった。

錦織が、ツアー本戦で初勝利を挙げたのは07年7月のインディアナポリス選手権だ。それ以来、約12年をかけて、400勝にたどり着いた。歴代では84人目、現役では18人目の大台突破だ。師匠のチャン(米国)は662勝で、残り262勝。師匠超えに向け、今後もひた走る。

2年連続のベスト8進出をかけ、次戦では同58位のククシュキン(カザフスタン)に決まった。対戦成績は錦織から9勝0敗。

◆男子ツアー本戦通算勝利 400勝は、歴代で84番目。現役では18番目の多さとなる。歴代最多は1274勝のコナーズ(米国)。それに1218勝(今大会2回戦勝利を含む)のフェデラー(スイス)が続く。女子の歴代最多はナブラチロワ(米国)の1442勝。続くのはエバート(米国)の1309勝だ。

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