世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)がベスト8に進出だ。大物食いで知られる難敵で同30位の謝淑薇(台湾)に7-6、5-7、6-2のフルセットで勝ち、準々決勝では同7位のスビトリナ(ウクライナ)-同22位のケニン(米国)の勝者と対戦する。

過去3勝1敗とはいえ、1試合を除いては、すべてフルセットにもつれ込んでいる対戦で、大坂が再び強さを発揮した。セットを分け合った最終セット、0-2となるピンチを逃れると、0-1から一気に5ゲームを連取。得意のサーブとパワーで、カウンターを武器とする相手を押さえ込んだ。

26日からは2連覇を狙う全米オープン(ニューヨーク)が幕を開ける。できれば、世界1位として大会を迎えたい。そのためには、優勝すれば自力で1位をキープする。1月の全豪以来、ベスト4に進んだのは、4月のドイツ・シュツットガルトの大会だけ。準々決勝の壁を破り、全米女王を世界1位として迎えたい。