日本開催のNBAプレシーズンゲーム(8、10日=さいたまスーパーアリーナ)を控えるロケッツが6日、昨季の覇者ラプターズとの2試合を前に都内で練習を公開した。16-17年レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)で今季新加入のラッセル・ウエストブルック(30)や、17-18年シーズンMVPのジェームス・ハーデン(30)らスター選手が汗を流した。

NBAの試合が日本で行われるのは16年ぶり。サンダーから移籍したウエストブルックは、「リラックスした時間をつくり、チームメートとの関係性を深めたい」。約2週間後の開幕を前に、異国の地で新たな同僚たちとコミュニケーションを図るつもりだ。

ウィザーズにドラフト1巡目9位で指名された八村のプレーはまだ見たことがないそう。「いい選手と聞いている。これから日本を代表してプレーしていくことになると思う」と話した。

ハーデンも、八村のプレーはまだ目にしたことがないと言う。それでも日米で注目を受けるルーキーに、「高い順位でドラフト指名を受けている。ウィザーズには高い能力のある選手がそろっているので、一緒にプレーする機会をものにして楽しんでやって欲しい」とエールを送った。

ハーデンは12年ロンドンオリンピック(五輪)で米国代表として金メダルを獲得し、14年スペインワールドカップ(W杯)でも優勝メンバーとなった。来年の東京五輪について質問が及ぶと、「代表選手として、日本のファンの前でプレーできれば」と出場に意欲を示した。