8月の世界選手権(東京)で五輪で採用される複合(スピード、ボルダリング、リード)で銀メダルを獲得して代表に内定した女子の野口啓代(30=TEAM au)は4位だった。

日本勢最高順位も、ロープを金具に止めるクリップミスの影響で表彰台を逃し「リードはまだ実力不足。持久力不足も、小さいミスもある。冬は3種目とも底上げしたい」。優勝はキム・ジャイン(韓国)。野中生萌(22=XFLAG)は同種目では自己最高の5位。男子はリードの国際大会派遣選手の清水裕登(23=愛媛県山岳連盟)が初優勝。五輪強化選手の原田海(20=日新火災)と藤井快(26=TEAM au)は準決勝で敗退。代表に内定している楢崎智亜(23)は体調不良で今大会を欠場した。