競技と女優業を両立する本田望結(15=大阪・関大中)が48・27点と得点を伸ばせず、17位発進となった。河辺愛菜(関大KFSC)が64・18点で首位に立った。

本田は3回転ルッツ-2回転トーループの連続ジャンプ、3回転ループを着氷。だが、最後のダブルアクセル(2回転半)の回転が空中でほどけ、1回転半で0点となった。演技後は悔しげな表情を浮かべ「アクセルがすごく悔しい。練習でアクセルに苦手意識がついていて、それが試合に出てしまった」と振り返った。

全日本ジュニア選手権出場など充実していた昨季は「ただの偶然だった」。それでも「偶然を必然と考えると、毎日の生活が面白くなる」とメンタル面で前向きに捉えてきた。今季の同選手権出場は、シード権を持つ荒木菜那を除いた今大会の上位14人。4日のフリーが正念場になる。