ウィザーズの八村塁が、課題に挙げていた守備力強化に取り組んだ。3日(日本時間4日)、ワシントン市内の施設で練習し、チーム全体でディフェンスの課題修正に向き合った。

ブルックス監督が「前日に勝っていたら、もう少し軽めにしていた」と明かしたなかで、守備面を中心に入念に練習。同監督は「攻めから守りへの切り替えを素早くすることなどを確認した。修正することは可能だ」と話した。

前日のティンバーウルブズ戦で八村は4得点に終わり、デビュー戦から続いていた連続2桁得点が4試合で止まった。シュート精度を欠いた中でも、本人は「まずはディフェンスをきちんとしないと」と、守備からリズムを作れなかったことを繰り返し口にしていた。

ブルックス監督は前夜に八村の攻撃が不発に終わったことについて、ゴール下のシュートをブロックされるケースが目立ったことを指摘。「もっとダンクシュートを打てる場面があった。大学ではダンクしなくていい場面でも、プロでは必要になる」と助言した。

チームは現在3連敗中。勝利のためには、新人とはいえ八村に懸かる期待は大きい。指揮官は「どれだけ素晴らしい選手にも不調の日はある。それが続けて起こらないようにサポートするのが我々の仕事。明日のピストンズ戦は活躍して欲しい」と話した。