開志国際は、明成（宮城）に72－70と競り勝ち2回戦突破。25日の3回戦で高校3冠を狙う桜花学園（愛知）と対戦する。

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第4Q、57－60と3点ビハインドの場面。SF伊藤和希（3年）にボールが渡った。ゴール右側から放った3点シュートがネットを揺らした瞬間、応援席は総立ちとなった。

3点シュートは8本中5本が成功。「欠かしたことはない」という3点シュートの自主トレは、毎日200本近くを打ち込む。この日はリバウンドも7本獲得、攻守で存在感を示した。

エースのSG山口里奈（3年）は大事な場面で得点を決め、この日26得点をマーク。リバウンド10本に加え、激しく相手にプレッシャーをかけるなど守備でもチームを引っ張った。

伊藤翔太監督（31）は、タイトル3冠を狙う桜花学園（愛知）との3回戦に向け「明日は技術ではなくメンタルの戦い。全員が“自分がヒーローになる”という気持ちで挑んでほしい」と語った。山口は、U－17日本代表でチームメートだった平下愛佳（3年）とのマッチアップが予想される。「特に意識はしていないけど負けたくない」と闘志を燃やす。“打倒桜花学園”をスローガンに掲げてきた開志国際が、目標達成に向け全力で挑む。