早田ひな(19=日本生命)が女子シングルスで初優勝を果たした。決勝は、全日本通算4度Vの石川を、4-1で下した。

圧巻のプレーだった。第5ゲームでは、石川の左の開いたスペースに強烈なドライブをたたき込むなどして勝負を決めた。優勝が決まった瞬間は涙し「東京オリンピックに選ばれなくて今回絶対優勝しようという気持ちがありました。(支えてくれた)石田卓球クラブや家族への感謝の気持ちが(涙に)影響したと思います」と語った。

東京五輪は同世代の伊藤や平野美宇(19=日本生命)に先を越され落選した。「自分がんばってないなと思って。ご飯食べたあとにサーブ練習をやったりとかしてきた」と明かした。

石田大輔コーチは「僕が練習場から帰ろうとした夜でも、練習場の光がついていて、ひなが1人でサーブの練習をしていた」と泣きながら語った。