【ソウル5日】フィギュアスケート男子の羽生結弦(25=ANA)が、初優勝が懸かる4大陸選手権(6日開幕、韓国)に向けて会場の木洞アイスリンクで公式練習に臨んだ。

18年平昌オリンピック(五輪)で冬季大会2連覇を達成した時のショートプログラム(SP)曲、ショパンの「バラード第1番」を曲かけ練習で披露。終わってから日本メディアの取材に応じた後、韓国の報道陣にも対応した。

今回のSPとフリーを変えた。「平昌五輪の、いい気分をつなげる目的か?」との質問を日本語に通訳されると「平昌五輪で金メダル取れたっていうのは、もちろん意味合いとして韓国の地でやれるっていうこともあるんですけれど、それよりも自分のフィギュアスケートとして『自分のフィギュアスケートはこういうものだよ』っていうのを見せたいというか、自分がそういう風に滑りたいって思ったからこそ、このプログラムを選びました」と答えた。

「ソチ五輪と平昌五輪で目標を達成したと思うが、今も高い実力を保つモチベーションは?」と問われると「五輪が終わった後はすごく4回転半のジャンプをやりたいと思っていたんですけれど、今は、今シーズンちょっと辛いことがあったので、今はどっちかっていうと、フィギュアスケートをしたい、って思ってやっています。だからモチベーション…何だろう…『強くなりたい』『勝ちたい』とかじゃなくて、自分のフィギュアスケートを競技としてやりたいと思っています」と返した。