男子81キロ級で16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの永瀬貴規(26=旭化成)が、初戦の2回戦でジョージアの選手に敗れた。終了間際、裏投げで技ありを奪われ勝負あり。

試合後、取材エリアに現れた永瀬は汗をぬぐいながら「まだ頭の整理ができていないが、自分がただ弱い。それだけ。初戦ということで一番緊張しやすく、弱さが出てしまった」と振り返った。

今大会を優勝すれば、27日に都内で行われる全日本柔道連盟の強化委員会で五輪代表に決まる可能性が高かった。東京五輪では、4年前にかなわなかった金メダルを目指し、「最後までその目標に向かって走り続けたい」と必死に前を向いた。