昨年のジュニアグランプリ(GP)ファイナル王者の佐藤駿が、SPでジュニア自己ベストの79・30点をマークした。滑走18番目の時点でトップに立った。

冒頭、トリプルアクセル(3回転半)を美しく着氷すると、続く3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプも成功。最後の3回転ループも降りて、すべてのジャンプを難なく成功させた。

演技終了後は冷静な表情だったものの、キス・アンド・クライで日下コーチと得点を待つ間に、笑みがこぼれる。技術点42・64、演技構成点36・66をたたき出すと、同コーチから頭をなでられて、また笑顔を見せた。GPファイナルに続くジュニア2冠へ、ノーミスの演技で好発進した。