テニスの世界ツアーを統括している男子のATP(プロテニス選手協会)、WTA(女子テニス協会)は24日、20年後半に再編成されていた中国で行われる男子4大会、女子7大会、計11大会の開催を、新型コロナウイルスの影響のために、すべて中止すると発表した。

9日に、中国のスポーツをつかさどる国家体育総局が、中国内で行われる20年のスポーツ国際大会は、同ウイルス感染防止対策の一環として開催しないと明らかにしていたことが、この決断を導いたものと思われる。

特に女子テニスの世界ツアーは、中国への依存度が高く、20年当初の予定では12大会が中国で開催予定だった。しかし、新型コロナの影響で、3月からツアーは中断。8月3日からイタリア・パレルモの女子大会で再開されるが、ツアー再編後は7大会が中国内で予定されていたが、すべて中止となった。

特に、11月9日から深センで予定されていた女子ツアー最終戦も中止に追い込まれた。年間上位8選手だけが出場できるエリート大会で、大坂なおみ(22)も2年連続で出場していた。賞金総額1400万ドル(約15億4000万円)の大イベントだけにツアーにとっては大きな痛手となる。

男子は、当初、米国ワシントンDCのシティオープンがツアー再開大会だったが、開催中止となった。現在は、8月22日からのウエスタン&サザンオープン、同31日からの全米オープンがニューヨークで行われる予定だ。ともに錦織圭(30)は出場の意向を示している。