ウィザーズのルーキー八村塁(22)が76ers戦に先発し、38分33秒の出場で8得点、8リバウンド、2アシスト、1スチール。チームは4連敗を喫し、この日の他チームの結果次第で、プレーオフ進出の可能性が潰える。

八村は立ち上がりから厳しいマークにあった。ボールを持つとすぐに相手に囲まれ、なかなかリズムをつかめない。前半はフリースローによる1得点のみに終わった。

第3クオーター(Q)残り5分で、ジャンプシュートを決め、ようやくこの試合最初のフィールドゴールに成功。その前後にも積極的にシュートを放つ姿勢が見られたが、前半に続いて精度を欠いた。一方、守備では存在感を示した。

第4Q終盤には左コーナーから3点シュートを鮮やかに決めた。公式戦では3月10日キングス戦以来の3点シュート成功で追い上げムードを高めたが、及ばなかった。

八村はこの試合で11本のフィールドゴールを試みたが、成功は2本だった。

プレーオフには東西上位8チームが進出。ウィザーズはシーズン9位が確定しているが、再開後の全8試合を終えた時点で8位チームと4ゲーム差以内であれば、最後の1枠を争う決定試合に持ち込むことができる。しかし76ersに敗れた直後の時点で、4試合を残して7位ネッツに8・5ゲーム差、8位マジックには8ゲーム差。このあと7位と8位の両チームがいずれも勝った場合、プレーオフ進出の可能性が完全になくなる。