自動車のスーパーGT第2戦は9日、静岡県の富士スピードウェイ(1周4・563キロ)で決勝が無観客で行われ、GT500クラスはベルトラン・バゲット、塚越広大組(KEIHIN NSX-GT)が予選2位から逆転で優勝を果たした。KEIHIN NSX-GTにとっては18年の開幕戦以来のV。2番手に15秒の大差をつける独走に、塚越は「今まで一番、誰とも戦ってない勝利でしたね。自分とクルマですごく会話しながら走っていました」と喜んだ。バゲットも「スタートしてみたらクルマは非常に調子が良かった」と感謝した。

GT300クラスは加藤寛規、柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)が10年ぶりの優勝を飾った。加藤は「十年一昔ですからね、前のことは覚えてないですよ(笑い)。いやうそです。勝てて本当にうれしいです」と笑顔で話した。