女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」の3選手が7日、静岡県袋井市の愛ノ宮保育園でラグビー体験会を行った。

選手の1人、羽入(はにゅう)桃花(22)が管理栄養士として勤務する保育園。園児らは羽入のユニホーム姿に気づいて、「給食の先生~」と声をかけた。ボールを頭の上と股下から、後ろにパスする体験をし、大平健人君(5)は初めて触ったボールに「硬かったけど、楽しかった」と声を弾ませた。

羽入は園児らに「ラグビーはお友達と協力しないとできないスポーツです」と協調性をアピール。体験会をきっかけに、興味を持つ子どもが増えることを願った。使用したボールは、小学校低学年以下専用の3号球で、ラグビーの普及を目指す県などが寄贈した。希望する県内幼稚園や保育園などを24日まで募集し、100園に3個ずつ贈ることにしている。【倉橋徹也】