バスケットボールBリーグ1部(B1)の千葉は19日、エースで日本代表の富樫勇樹(27)が主将に就任すると発表した。選手会長の田口成浩(30)が副主将としてサポートする。

国内屈指の司令塔として存在感を発揮してきた富樫だが、意外なことに主将を任されるのは「小学6年以来」という。7月上旬、大野監督に呼ばれて打診を受けたときには「最初は断った」。それでも監督から任命の意図について説明を受け、「これを機に、よりチーム全体のことを見て、自分自身も成長していければ」。

チームリーダーとしての責任を担うことになるが、気負いはない。先々代の小野、先代の西村と2人の元主将の名前を挙げ、「このチームに関しては、キャプテンのハードルはかなり低い。2人ともキャプテンらしさゼロじゃないですか」と、笑顔でぶっちゃけトークを展開。「でも2人とも個性があり、そのいいところを見てきた。僕も、自分らしさを出してやっていきたい」。型にはまらない主将として、リーグ屈指の人気チームを引っ張っていく。