昨年末の全日本選手権7位で、現役続行を決めた新田谷凜(22=中京大)が61・69点をマークした。昨季に続く「レッドバイオリン」を使用しながら、細かい振付けなどを変え、緩急が際立つ滑りで演技を終えて2位につけた。

昨季限りで現役を引退することを表明していたが、1月のインカレに向けた練習中に足を骨折し、出場を断念。引退試合と決めていた2月下旬の愛知県選手権もエントリーできず、現役を続けることを決めた。「1、2週間調子が上がらず、自分がしたい練習量をこなせなかった。せっかく現役続行を決めた最初の試合で、楽しもうと。思い切りできたと思う」と和やかな表をみせた。