橋本聖子五輪相(56)は13日、閣議後会見を行い、日本オリンピック委員会(JOC)が女子選手の環境を守るため、対策に乗り出す構えであることを受け、「検討を見守っていく」と話した。

JOCは女子選手が競技会場で性的な意図で写真撮影されたり、SNSにみだらな画像を拡散されたりする被害拡大を受け、声を上げ始めたことから、具体策の検討に入るとしている。

橋本氏は「撮影行為で心を傷つけられた選手もいると思いますし、SNS等での画像流出を不安に思う選手もいる。選手が安心して競技に打ち込める環境作りが重要。選手が競技以外のことで不安に思うことを避けなければならない」との考えを述べた。

また、来年の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックに向けて、性的少数者(LGBT)の情報拠点「プライドハウス東京レガシー」が都内に開設されたことを受け、「東京大会がLGBTを促進し、社会が多様性を受け入れる契機となることを期待している」と話した。