国際水連と一線を画す賞金総額605万ドル(約6億6550万円)の競泳国際リーグ(ISL)で、初参戦の「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は25日、予選リーグ第3戦の最終日を終えて、4チーム中2位となった。

かえる軍団は、24日の第1日を終えて248・5点で、262・5点でトップの「LAカレント(米ロサンゼルス)」に次ぐ2番手だった。逆転の1位を目指して第2日に入った。

開始3レース目の女子200メートルバタフライで長谷川が圧勝。ボーナスポイントも含めて19点を獲得して、チームに勢いをつけた。100メートル個人メドレーでは女子の今井、男子のモロゾフ(ロシア)がともに1位。女子100メートル平泳ぎでは日本記録保持者の寺村美穂(26=セントラルスポーツ)が大接戦を制して、1分4秒89で1位。青木玲も4位に入り、2人で合計15点をチームにもたらした。

かえる軍団は、一時は「LAカレント」を逆転して56・5点差をつけてトップに立った。しかし終盤に再び逆転されて、予選リーグ第3戦は1位「LAカレント」が535・5点、かえる軍団は506・5点の2位だった。

「東京フロッグキングス」は、次戦として予選リーグ第5戦(30、31日)に出場する。

ISLは世界各地の10チームが参加。競泳では珍しい団体戦を採用している。各レースの順位ごとに得点が設定されて、チーム総得点で競い合う。予選リーグは全10試合で、1試合は2日間で行われて、4チームずつが参加。各チームは予選リーグを4試合ずつを戦って、上位8チームの準決勝に、上位4チームの決勝に進出する。