ラグビーのトップリーグ(TL)NTTドコモに新加入した19年W杯南アフリカ代表WTBマカゾレ・マピンピ(30)が、早くも“大阪人”になった。

12日、大阪市内のクラブハウスで行われた記者会見に出席。笑顔で「まいど。私はマピンピです」と大阪弁であいさつし「シーズンに向けて非常に楽しみ。違う国で日本の文化も知っていきたい。シーズンが楽しみで仕方がないです」と胸を躍らせた。

マピンピは昨秋W杯準々決勝の日本戦で、前半4分に先制トライ。大会6トライを挙げ、南アフリカの優勝に貢献した。

会見にはウェールズ代表3キャップを持つSOオーウェン・ウィリアムス(28)、南アフリカの年間最優秀コーチ賞を3度受賞したヨハン・アッカーマン新ヘッドコーチ(HC、50)も出席。アッカーマンHCは「オーウェンとマピンピには、インターナショナルレベルの経験と、冷静さを発揮してほしい」と期待を込めた。

新型コロナウイルスで打ちきりとなった20年シーズン、NTTドコモは1勝5敗。第4節では神戸製鋼に0-97と大敗するなど、苦しいシーズンとなった。

21年シーズンは1月16日、日野戦(大阪・花園ラグビー場)で開幕。チームはすでに15、19年W杯にニュージーランド代表として出場したSHのTJ・ペレナラ(28)加入も発表している。豪華な布陣で、TLの「台風の目」となる。