新潟アルビレックスBBは3連勝を逃した。レバンガ北海道に76-82で敗れた。第4クオーター(Q)で逆転し、一時は5点リード。だが終盤に3連続で3点シュートを許して再逆転されると力尽きた。苦闘の中、SF林翔太郎(25)が12得点と今季2度目の2桁得点で気を吐いた。

林の復調が収穫だった。第3Q終盤、ドライブから攻め込んでファウルをもらい、4連続でフリースローを獲得。積極的に勝負した。「しっかりリングにアタックする気持ちだった」。3試合連続でスタメンから外れた。前日14日はシュートのタイミングでパスを選択してミスするなど迷いもあった。試合後に映像を確認し、積極的に行くことを意識。しっかりとコートで表現した。

ただ、チームは林の勢いを生かせなかった。福田将吾監督(36)は「追いかけるのに力を使ってしまった」。第1Qで一時、17点差をつけられた。徐々に点差を詰め、第4Qでようやく逆転し、61-56とリード。だが、ここまでだった。再逆転を許すと逆に点差を広げられていった。

次節秋田戦(12月2日)まで2週間以上空く。「自分たちの強みを明確にしないと」。PG五十嵐圭(40)は、まだ消化できていない課題をあげた。【斎藤慎一郎】