男子も「エテリ組」が躍進だ。20年欧州選手権3位のモリス・クビテラシビリ(25=ジョージア)が99・56点を記録し、首位発進した。

冒頭に4回転サルコー-3回転トーループを着氷させ、基礎点が1・1倍となる演技後半には4回転トーループを決めた。得点が発表されると、手をたたいて喜びを表現した。

女子で18年ピョンチャン・オリンピック(平昌五輪)金メダルのザギトワ、以降も多くの有力選手を育てるエテリ・トゥトベリゼ・コーチの門下生。演技後の「キス・アンド・クライ」は2人の男性コーチが寄り添う形だったが、安定した好演技で地力を示した。

2位には96・26点で今季シニアデビューのピョートル・グメンニク(18=ロシア)が入り、3位は93・34点で2季ぶりのGPシリーズに臨んだミハイル・コリャダ(25=ロシア)となった。

今季は新型コロナウイルスの影響で「1人1大会」「開催国、近隣国および練習拠点国」に出場が制限されている。

フリーは21日に行われる。