3大会連続出場でショートプログラム(SP)9位の山本草太(20=中京大)が、自らの演技に厳しい言葉を並べた。

冒頭の4回転サルコーはステップアウトとなり、続く4回転トーループは転倒。フリー127・81点の合計190・19点と得点を伸ばせず、8位に終わった。「ショートもフリーも『ジュニアか』っていうぐらいのレベルなので『本当に落ちるところまで落ちたな』という感じです」と冷静な口調で振り返った。

今季は西日本選手権で優勝するなど結果を残してきたが、NHK杯の2日間はミスが続いた。

「結果だけ見ると西日本までは良かったかもしれないけれど『演技とか内容は全然レベルが上がっていない』とNHK杯で思えた収穫はすごくありました。かっこつけず、ひたすら頑張るだけかなと思います」

約1カ月後には全日本選手権(長野)を控える。現在地を知った山本が、巻き返す。